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台湾、100年で気温1.5度上昇 降雨日数は減少 台風は将来的に強さ増す

2024/04/03 16:16
傘を差す人たち=台北市中山区で撮影(資料)
傘を差す人たち=台北市中山区で撮影(資料)

(台北中央社)交通部(交通省)中央気象署(気象庁)は1日、学術研究機関との共同分析結果を公表し、台湾は過去100年で気温が約1.5度上昇したと明らかにした。年間降水量に大きな変化はないが、降雨日数が減少したため、短時間で強い雨が降る頻度が増加した。

王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)が、立法院(国会)の交通委員会で報告した。

交通部によると、未来の全体的な天候の傾向は、冬は短く、夏は長くなり、極端な高温が発生する頻度が増加するという。春の雨が減少し、梅雨に強い雨が増え、極端な降雨の強さと頻度が増加、台風の上陸回数は減るが、強さと降雨がいずれも増加する。

交通部は、大雨や極端な高温・低温への対応として、気象署が非常に激しい雨に関する特報や、雷雨などのリアルタイム情報を発表する他、必要な時には防災アラートを通じて警告を発信し、降雨予報は3時間ごとに更新する方針を示した。また休業休校措置の実施が必要な場合は、地方政府とビデオ会議を自主的に開催するとした。

台風については、近年台風情報の発信強化を積極的に進めており、今年の台風シーズンは沿岸部の風力予報も試験的に提供し、各県市が行う休業休校判断の支援も強化するとした。

(余暁涵/編集:中村充孝)

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