(新竹中央社)北部・新竹県の義民高校に11日、修学旅行で訪台した兵庫県立千種高校の2年生の生徒や教員約30人が訪問した。両校の生徒はロボットカーの製作を行い、交流や学びを深めた。
千種高は昨年にも修学旅行で義民高を訪問。その際、両校は姉妹校協定を締結した。
この日は、教科や分野を横断した学びで課題発見・解決能力を育む「STEAM教育」の取り組みを実施。ロボットカーのプログラミングや組み立て、回路接続などを行った。明新科技大学(新竹県)が技術協力した。
義民高の国際事務組長、呂心茹さんは、製作の過程では失敗もあったが、両校の生徒が一緒になってさまざまな回路接続やプログラミングを試すなどして解決していたと言及。課題解決能力や協力の精神が存分に発揮されていたと振り返った。
中央社の取材に応じた千種高の生徒、山本さんは、プログラミングは難しかったものの、指導を受けながら理解を深め、最後はテスト走行に成功したとコメント。義民高の黎さんは、英語で日本の高校生とコミュニケーションを取り、自信を持って会話できるようになったと語った。