アプリで読む
ダウンロード

台風26号、昨夜台湾本島の南端を通過 すでに熱帯低気圧になり海上へ 宜蘭など記録的大雨

2025/11/13 13:52
台湾各地の雨量を示す図(中央気象署HPから)
台湾各地の雨量を示す図(中央気象署HPから)

(台北中央社)中央気象署(気象庁)によれば、台風26号は12日午後7時40分ごろ、台湾本島最南端の恒春半島(屏東県恒春鎮)を通過し、同日午後8時に熱帯低気圧に変わった。

気象署の林秉煜科長は12日夜の会見で、台風周辺の湿った空気と北東の季節風の影響で10日から11日にかけて顕著な大雨が降ったと説明。12日午後8時までの68時間の総雨量は、北東部・宜蘭県東澳嶺で最も多く1065ミリだった他、北部・新北市大粗坑で753ミリ、台北市擎天崗で約570ミリ、東部・台東県金針山で473ミリを観測したと述べた。

11日の24時間雨量は宜蘭県冬山で最多の795ミリを記録した他、同県蘇澳(648.5ミリ)と北部・基隆市基隆(269ミリ)でも各地点における11月の1日の総雨量を更新したと語った。

また、気象署は13日午前、基隆北海岸地区(基隆市全域と新北市の一部)に豪雨特報(24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上の恐れ)を発表し、警戒を呼びかけている。北東の季節風の影響で、短時間のうちに強い雨が降りやすくなっているという。

▽被害の状況

中央災害対策センターによれば、13日午前8時までの統計で、95人がけがをした。けが人は宜蘭県が最も多く37人。死者や行方不明者は出ていない。全国で民生・インフラ被害60件、街路樹の被害39件、建物の損壊20件、その他の被害330件なども報告されている。

(張雄風/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
48