(台北中央社)台北市政府庁舎に生理用品を無料で配布する機械が設置され、運用が始まった。機械や生理用品は市内の北安ロータリークラブが寄贈したもので、11日には記念式典が行われた。
利用者はQRコードをスマートフォンで読み取ることで、20日間に一つまで生理用品を受け取れる仕組み。ナプキンとタンポンから選択できる。
市社会局の姚淑文局長は式典で、市は「生理の貧困」問題の解消に向け、小・中・高校の女子児童・生徒を対象に生理用品を提供する政策を推進しており、多くの好評を得ていると紹介。これを土台とし、誰もが生理用品を入手できる「生理の平等化」をさらに進め、人々の生理に対する認識も高めたいと話した。
また、利用者の性別に制限はないため、パートナーや家族などが代わりに受け取ることも可能だとした。
機械は庁舎1階のトイレの外に置かれた。同局によればこの他、市内の各区公所(役所)や親子館でもロータリークラブが提供した生理用品を配布している。