(台南中央社)南部・台南市と熊本県宇土市、宇城市、美里町は13日、友好交流協定を締結した。今後、観光や経済、文化、教育などの分野で交流を深める方針だ。
台南市政府によると、日本から元松茂樹宇土市長や上田泰弘美里町長ら35人が台南市を訪問し、協定を締結したという。黄偉哲(こういてつ)台南市長は、国民党政権が市民を弾圧した1947年の「2・28事件」で、身をていして市民を救った弁護士、湯徳章(日本名:坂井徳章)の父親が宇土出身であることに触れ、台日の友情が次の若い世代に受け継がれることに期待を寄せた。
また2月27日には台南市の南化中学校と宇土市の住吉中学校がオンラインで国際交流を行ったとして、今後は学術やスポーツなどの交流イベントを奨励すると語った。