(基隆中央社)北部・基隆沖で2月28日、200頭超のイルカの群れが出現した。目撃した釣り船の船長、項彦豪さんは、最近10年で見た中で最大の群れだと話している。
項さんによると、十数人の釣り客を乗せて基隆市碧砂漁港から沖合に向かったところ、イルカの群れに遭遇した。海面を突き破る銀波のようにイルカの群れが船の前を横切ったという。
項さんはイルカを傷つけないよう船を止め、釣り客にも竿を引き上げるよう依頼。約8分間、イルカウオッチングを楽しんだ。基隆沖で見られるイルカの群れは通常10頭足らずで、大群は珍しいという。バンドウイルカとみられ、「うれしい」と喜んだ。