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台湾、時間外労働が月1時間以上の人の割合は約37% 労働部調査

2025/01/23 14:42
写真はイメージ(Pixabayから)
写真はイメージ(Pixabayから)

(台北中央社)労働部(労働省)が22日に公表した労働者の生活や就業実態に関する昨年度の調査結果によると、2023年6月から24年5月までの1年間で、1カ月の平均時間外労働が1時間以上だったと答えた人の割合は全体の36.6%だった。

調査は労働者保険や労災保険、就業保険(雇用保険に相当)に加入する国民を対象に行い、4085件の有効回答を得た。

時間外労働が月1時間以上だと答えた人の、月平均の時間外労働は14.7時間だった。業種別では製造業が20.4時間と最も長く、次いで不動産業(18.8時間)や農林漁牧業(18.3時間)が長かった。

時間外労働が月1時間以上の人のうち、手当の支給か代休の付与を毎回受けたと答えた人の割合は85.3%だった。不動産業や出版・情報通信業、金融・保険業、企業・組織運営の支援サービス業、教育業で、手当や代休を完全には受けられていない人が2割を超えた。

仕事全体に対する満足度も調査し、74.6%が「満足」または「とても満足」と回答した。項目別では、ジェンダー平等に97.5%、管理職による関心やサポートに94.5%、同僚同士の関係性に94.4%が満足していると回答。一方で、人事評価・昇進制度に77.2%、給与に64.8%、社員教育・トレーニングに55.1%が不満だと答えた。

(呉欣紜/編集:田中宏樹)

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