(台北中央社)第79回国連総会が10日(現地時間)に米ニューヨークで開会するのに合わせ、台湾の国連参加を目指す民間団体「台湾連合国協進会」(台湾国連協進会)は12日~20日の日程で米ニューヨークとワシントンに訪問団を派遣してPR活動を行う。国連事務局や米連邦議会に対し、台湾の国際的地位に関する公聴会を開くよう要求を掲げる。
同団体が9日、与党・民進党の立法委員(国会議員)らと共に台北市の立法院(国会)で記者会見を開いた。訪問団は米国で、台湾の国連参加に関連する国際記者会見やパレードに参加する他、米シンクタンクのハドソン研究所や米紙ワシントンタイムズと共同でフォーラムを開く予定だと発表した。
また、同団体の林逸民理事長がグテレス国連事務総長に対して書簡を送ったと説明した。書簡では台湾の国連参加への願いが長年にわたって不当な阻害に遭っていることや、1971年の国連総会で採択された国連における中国代表権を定める「アルバニア決議」は台湾の主権に関わっておらず、中国が台湾に対する主権を有しているとも示していないことについて言及したという。