(桃園中央社)北部・桃園市の土地開発を巡る腐敗防止条例違反などの罪で27日に起訴された前桃園市長の鄭文燦(ていぶんさん)被告が28日早朝、保釈された。身柄の拘束が解かれたのは、勾留された先月11日以来、48日ぶり。鄭被告は8カ月間、住居と海外への渡航が制限される。
台湾桃園地方法院(地裁)が28日午前1時半ごろ、保釈金2800万台湾元(約1億2650万円)で鄭被告の保釈を認める決定を下し、鄭被告側は現金で納付した。鄭被告は同5時ごろに桃園地裁を出た。疲れた表情を浮かべ、言葉は発さなかった。
台湾桃園地方検察署(地検)は27日、鄭被告を含む11人を腐敗防止条例違反などの罪で起訴した。鄭被告については、犯行を否認している上に、賄賂額が500万元(約2270万円)に上ることから、検察は懲役12年の重刑を求めた。