(彰化中央社)中部・彰化市の市公所(役所)で19日、同市と北海道森町の友好交流協定の調印式が行われ、林世賢彰化市長と森町の岡嶋康輔町長が協定書に署名した。両自治体は今後、農業や文化、教育、観光などの分野で交流を強化していく。彰化市が同日、報道資料で発表した。
林市長はあいさつで、彰化市と森町は共に豊かな自然を擁し、観光の発展に力を入れていると紹介。共通点が多いことに言及し、経験の共有と交流を通じて互恵とウィンウィン(相互利益)の関係を築ければと期待を寄せた。
岡嶋町長は協定締結について、彰化市内のアパートで、北海道産の木材が台湾の気候や環境に適しているかのテストが行われたのがきっかけになったと紹介。協定を通じ、商業や観光、教育、農業などの分野での交流が深まるよう願った。
岡嶋町長ら訪問団に市の文化と観光の魅力を感じてもらおうと、市は八卦山風景区や扇形車庫など市内の観光名所に一行を案内し、台湾風豚角煮丼などの名物グルメでもてなした。