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台湾、新型コロナとインフルのピーク過ぎる 受診者数が減少に転じる

2024/07/16 19:27
台湾での新型コロナウイルスの感染状況について説明する衛生福利部の職員
台湾での新型コロナウイルスの感染状況について説明する衛生福利部の職員

(台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は16日、新型コロナウイルスとインフルエンザの台湾での流行がすでにピークを過ぎたと明らかにした。新型コロナについては、今の一波が流行期を過ぎるのは8月中旬になる見通しだとしつつ、9月にも流行が再燃する可能性があるとした。

記者会見に出席した同署の羅一鈞(らいっきん)報道官によれば、先週の受診者数は新型コロナとインフルエンザともに、その前の週に比べ約10%減少した。当初は今月中旬にピークを迎えると予想していたものの、今月2~8日にピークに達したとの見方を示した。

また新型コロナに関し、直近4週間の統計によれば、変異株はオミクロン株の亜系統「JN.1」が39%を占めていると説明。一方でJN.1から新たに派生した「LB.1」も割合が20%に達しており、急増しているとした。流行におけるLB.1の影響が比較的明確になるのは9月に入ってからになるとの予測を示し、秋に感染が再び増加する可能性も排除しないと述べた。

同署によれば、9日から15日までの1週間に報告された新型コロナ新規感染者は898人で、前週に比べ約9%減少した。死者は104人で、前週の99人に比べてやや増えた。

(曽以寧/編集:名切千絵)

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