(台北中央社)国内でのソバの需要の高まりを受け、農業部(農業省)台中区農業改良場は、ダッタンソバの新品種「台中7号」を開発した。現在主に栽培されている「台中2号」と比べて殻むきがしやすく、加工に有利なのが特長。先月、技術移転を公告し、申請を受け付けている。
台湾ではそば茶が親しまれている他、夏にはそばも食される。
同改良場によれば、台中2号は粒が細長く平べったい形状のため、殻むきがしにくかった。また、新品種の台中7号の1ヘクタール当たりの生産量は1950キロに上り、台中2号の2010キロとほぼ同程度となっている。
台中7号は冬の栽培に適しているという。
農業部の統計によると、国内のソバ栽培面積は727.81ヘクタール。そのうち7割でダッタンソバが生産されている。主な生産地は東部・花蓮県や北部・桃園市、中部・彰化県となっている。