(台北中央社)12日の母の日を前に、カーネーションの価格が値上がりしている。農業部(農業省)農糧署によれば、今年は気候の影響で生産面積が減少したため、1束(10本)当たりの卸売価格は7日時点の最高で、前年の母の日シーズンの平均と比べて約4割増の126.5台湾元(約605円)にまで高騰している。
農糧署の担当者によれば、昨年はカーネーションの育苗期に当たる11月の気温が高く、発芽や発根に影響が出た。そのため、今年は生産面積が1~2割減少した。
同署の農産品卸売市場取引統計によれば、昨年1年間のカーネーションの全国平均卸売価格は1束64.5元(約308円)。母の日当日までの14日間の平均卸売価格は90.3元(約432円)だった。