(基隆中央社)2月29日午後10時1分ごろ、北部・基隆市政府警察局第3分局八堵分駐所にトラック1台が突っ込み、所内にいた男性警官1人が死亡、女性警官1人が負傷した。運転していた男は逃走を図ったが、その後現場から約1キロ離れた台湾鉄路(台鉄)宜蘭線の踏切で電車にはねられ死亡した。
監視カメラには、トラックが高速で分駐所に突っ込み、入り口にあるカウンターにぶつかる様子が映っていた。トラックは現場から約20キロ離れた北部・新北市貢寮区内で盗難された車両だった。
内政部警政署(警察庁)の黄明昭署長は男について、幻聴や幻覚の症状があり、他人に対して攻撃的な性格で、2月に通院していたとし、違法薬物を使用していたことがあったと明らかにした。
男は事故を起こす約1時間前にも自動車専用道路上で男性が乗るオートバイに追突して死亡させる事故を起こしていることが分かっており、警察が一連の詳細を調べている。