台湾、上皇さまゆかりのハゼを保護対象に 農業委が予告

2023/01/19 11:28:30
絶滅危惧種に登録されるコイ科の「渓流細鯽」(Aphyocypris amnis)=fishdb.sinica.edu.twから
絶滅危惧種に登録されるコイ科の「渓流細鯽」(Aphyocypris amnis)=fishdb.sinica.edu.twから

(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会は17日、同委が野生動物保護法に基づいて作る「陸域保育類野生動物名録(目録)」の改正案を予告した。学名が上皇さまに由来するハヤセボウズハゼなど淡水魚6種1属が、保護が必要な野生動物としてリストに登録される。

野生動物保護法は保護が必要な野生動物を「絶滅危惧種」(瀕臨絶種保育類)、「希少動物」(珍貴稀有保育類)、「その他」(其他応予保育類)などとして分類しており、ハヤセボウズハゼは「その他」に分けられる。またコイ科の「渓流細鯽」(Aphyocypris amnis)が絶滅危惧種、同じくコイ科の「陳氏鰍鮀」(Gobiobotia cheni)が「希少動物」に登録される。

同委林務局保育組の鄭伊娟科長は中央社の電話取材に、今年3月17日まで予告し、特段の異議がなければ、各方面からの意見をまとめた上で公告・施行すると語った。

鄭氏はこれらの淡水魚について、生態調査の研究者が発見したものの、生息数を推定することができないと説明。またいずれも独立水系に生息し、河口付近で生まれた後上流へ向かう回遊性があるため、治水工事などの影響を受けて失われる可能性があると保護の必要性を訴えた。

また保護が必要な野生動物を捕まえたり、殺したりした場合は6カ月以上、5年以下の懲役になる他、20万台湾元(約85万円)以上、100万元(約425万円)以下の罰金が併科されることがあるとして注意を呼びかけた。

(楊淑閔/編集:齊藤啓介)

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