台湾の太平洋岸に軽石が漂着 海洋委「生態系への影響まだない」

2021/12/02 17:21
台湾の太平洋岸に漂着した軽石=海洋委員会提供
台湾の太平洋岸に漂着した軽石=海洋委員会提供

(高雄中央社)小笠原諸島の海底火山噴火で発生したとみられる軽石が、先月29日から台湾の太平洋岸で相次いで確認されている。海洋委員会は1日、現時点では生態系への影響はないとの見方を示した。

同委によると、国家海洋研究院(高雄市)や成功大学(台南市)などが地球観測衛星の情報を基に分析したところ、先月20日にまとまった軽石が台湾東部海域を漂流しているとみられる形跡を発見したという。同委海巡署は同29日から30日午後4時30分までに屏東県と台東県にまたがる太平洋岸16カ所で実際に軽石を確認した。

これを受け、同委の海洋保育署と海巡署はドローン(小型無人機)で沿岸を空撮したほか、実際に人員を派遣して状況の把握に努めた。

同委によれば、軽石の噴出量は不明だが、シミュレーションの結果ではまだ多くの軽石が北西太平洋上にあり、一部が西表島、石垣島などに接近すると推測された。冬の季節風や海流の影響を受け、相次いで台湾に近づく可能性も示されたとしている。

同会は船舶の安全や海洋生態系への影響を避けるため、モニタリングや海水採取による水質検査を行うと同時に、港の管理部署にも監視の強化を要請。船舶に対しても航行の安全に注意するよう呼び掛けている。

(蔡孟妤/編集:齊藤啓介)

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