(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)前総統は、9日から欧州を訪問する。リトアニアのダリア・グリバウスカイテ前大統領との対談や、デンマークで13~14日に開催される「コペンハーゲン民主主義サミット」での講演などを行う。
蔡氏の事務所が7日に発表した。対談と講演はいずれも招待に応じたもの。リトアニアでは首都・ビリニュスのビリニュス大学でも講演を行う予定。
事務所の広報担当者によれば、蔡氏は今回の訪問を通じて、欧州各界の台湾に対する認識が深まり、台湾と欧州の民主主義国家の関係がより緊密かつ強固になる助けとなるよう期待しているという。
グリバウスカイテ氏は2009年から19年まで大統領を務めた。直近では昨年5月に訪台し、頼清徳(らいせいとく)総統の就任式に出席した他、総統退任直後の蔡氏とも面会した。