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台湾、5月にも豚熱「清浄地域」認定へ 下半期には日本と輸出検疫を協議

2025/03/19 16:10
養豚場の豚(資料)
養豚場の豚(資料)

(台北中央社)農業部(農業省)は19日、台湾が5月下旬に開かれる国際獣疫事務局(WOAH)総会で、家畜伝染病「豚熱」(CSF)の清浄地域に認定される可能性が高いと発表した。WOAH科学委員会から、清浄地域認定への同意を勧めるとの評価を先月下旬に得た。今年下半期には日本と検疫の条件について協議できる可能性があるとしている。

台湾では2005年を最後に豚熱は発生していない。23年7月に豚熱ワクチンの接種を全面的に停止した。台湾全土での監視の仕組みを構築するとともに水際対策も強化し、農業部は昨年8月、清浄地域の認定をWOAHに申請していた。

農業部動植物防疫検疫署の徐栄彬署長によれば、WOAH科学委員会からの通知を得て、続いては60日間の意見募集期間に入る。加盟国からの異議がなければ毎年5月下旬にパリで開かれるWOAH総会で清浄地域に認定される見通し。だが加盟国からの反対があれば、科学的根拠の提出が求められるという。

台湾は近年、日本でルーロー飯など台湾産豚肉を使用したメニューのPRを実施してきた。同部国際事務司の洪暁君副司長は、日本企業から台湾の生鮮豚肉の輸入に対する関心が寄せられていると紹介。国際貿易の手続きに従い、検疫官の派遣による現地調査などを含めて日本側と検疫条件を協議し、企業はその後に日本に輸出可能になると説明した。

(楊淑閔/編集:名切千絵)

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