(台中中央社)台湾プロ野球(CPBL)のドラフト会議が6月30日、中部・台中市で行われた。昨季最下位で全体1位の指名権が与えられた台鋼ホークスは、1巡目で19歳の右腕、韋宏亮を指名。海外チームでのプレー経験がない投手が全体1位で指名されるのは、2011年の林晨樺以来14年ぶりとなった。
韋はヤクルトの育成投手、翔聖などを輩出した鶯歌工商(北部・新北市)出身。現在は社会人チームに所属している。指名後のインタビューでは「心臓がバクバクしている。予想外で、突然すぎた」と率直に語った。
楽天モンキーズが1巡目(全体4位)で指名した左腕の鍾亦恩は、西苑高校(台中市)を今年卒業したばかり。「1巡目で選ばれるとは思わなかった」と驚きを見せた。憧れの選手には自身と同じ左投げの今永昇太投手(米大リーグ・カブス)を挙げ、楽天モンキーズの中で最も好きな選手は、元ロッテの陳冠宇投手だとした。
味全ドラゴンズは、昨季まで約10年間米国でプレーし、レンジャーズでメジャーデビューした経験もある右投げの黄暐傑投手を1巡目(全体3位)で指名した。
中国文化大学(台北市)を卒業し、現在は日本の独立リーグでプレーする豊島顕内野手は、昨年に引き続き新人テストを経てドラフトに参加したが、指名漏れに終わった。