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防空避難ガイドラインを公表 避難位置や防護姿勢などを説明 内政部/台湾

2025/07/01 13:28
防護姿勢を取る人たち(資料)
防護姿勢を取る人たち(資料)

(台北中央社)全民防空演習が7月15日から順次行われるのを前に、内政部(内務省)は6月30日、防空避難ガイドラインを公表した。避難場所や防護姿勢、行動の手引きの三つに分けて、防空警報発令時の対応を説明している。同部は、極限の状況下での国民全体の即時反応力を強化するのが狙いだとしている。

ガイドラインでは避難位置について、地上より地下▽屋外より屋内▽原則的に外壁から離れる▽危険物から離れる―と指示。防護姿勢については、建物内や防空避難施設に即座に入れず、屋外や開かれた空間にいるという状況を前提として、爆風や飛び散った破片から身を守るために、素早く身をかがめる▽頭部を守る▽爆発の方面に背を向ける▽(爆発未発生時には)その場で身動きせず、チャンスを見計らって建物内に移動する―との指針を示した。

行動の手引きは、防空警報が鳴った際には地下室や防空避難施設に入ることを優先にするとし、即座に入れない場合の対応として(1)屋内(2)屋外(3)運転または交通機関乗車時―の三つの状況に分けて説明。屋内にいた場合は「外壁から離れる原則」に従い、外壁や扉、窓から離れて頭を守り、最上階にいる人は下の階に即座に避難することとした。屋外の状況は市街地と開けた場所の二つに分け、市街地にいる人はできるだけ早く最寄りの建物に避難し、開けた場所にいて近くに建物がない場合は即座に遮蔽物を探し、防護姿勢を取ることとした。

運転または交通機関乗車時には、安全に停車かつ下車できる場合は車両を路肩に止めて即座に下車し、最寄りの建物に避難するとした。建物が近くにない場合には即座に車を降りて遮蔽物を探し、防護姿勢を取って避難することとした。公共交通機関乗車時や下車できない場合には窓より低い位置までかがみ、その場で頭部を守るよう求めた。

内政部は、状況は瞬く間に変化するとし、正しい避難原則を平時に理解し、頭にたたき込んでこそ、緊急時に正確な判断と行動を取ることができると呼びかけた。

防空避難ガイドラインは内政部の公式サイトでも公開されている。

(高華謙/編集:名切千絵)

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