(台北中央社)北部・基隆市で13日に投開票が行われた謝国樑(しゃこくりょう)市長に対するリコール(解職請求)の是非を問う住民投票で、反対多数でリコールを免れた謝氏は同日、民意が下した選択に深く感謝するとした上で「必ずや命を懸けて基隆の人々を守る」と語った。
謝氏の所属する野党・国民党は報道資料を通じ、住民投票の結果は人々の心の声を深く示していると主張。与党・民進党が政治闘争をやめ、内政に専念し、騒ぎを起こさないことを望むとした。
第2野党・民衆党も報道陣に対して声明を発表。「今回の結果が、政権与党の新たな権威体制がすでに人々に受け入れられなくなっていることを改めて示した」とし、民進党は深く反省すべきだと追及した。
投票は午後4時に締め切られ、午後7時までに開票が終わった。同市選挙委員会によればリコール賛成が6万9934票、反対が8万6014票、投票率は50.44%だった。