(台北中央社)10日の中華民国国慶日(国家の日)を音楽やダンスなどのさまざまなパフォーマンスで祝う「国慶晩会」が5日夜、台北市の台北ドームで開かれた。頼清徳(らいせいとく)総統はあいさつで、国慶日の各祝賀行事には一つの最も重要な意義があり、それは「われわれは一つの主権が独立した国であり、私たちの国を愛する」ことを心に刻むことだと語った。
頼氏は冒頭で「中華民国113歳の誕生日おめでとう」と祝辞を述べた。また「われわれの隣人である中華人民共和国が1日に75歳の誕生日を迎えた」とした上で、「中華人民共和国は中華民国の人々の祖国には絶対になり得ない」と訴えた。
イベントではパリ五輪の金メダリストが国歌斉唱をリード。歌手やダンスチーム、台湾プロ野球・プロバスケットボールのチアリーダー、台湾先住民(原住民)の子どもたちによる合唱団などがパフォーマンスを行った。国慶日当日の10日には同市内の総統府前で祝賀行事が行われ、日本からも超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の議員団が出席する予定。