(台北中央社)国軍による定例軍事演習「漢光40号」が22日から26日まで行われる。国防部(国防省)は21日、AI(人工知能)を活用したバーチャルアナウンサーの運用を演習期間中に検証すると発表した。中国語や日本語、英語など18の言語で情報を発信し、国際的な戦略的コミュニケーションの効果増大を狙う。
同部は報道資料を通じ、ロシア・ウクライナ戦争でバーチャルアナウンサーの活用が戦闘による被害を減らし、伝達効率を高めた経験を参考にしたと説明。国内のAI技術を結集させ、同部として初めて、傘下の軍事新聞通信社を通じてバーチャルアナウンサーによる情報発信を行うとした。
バーチャルアナウンサーが出演する映像には、政府の手引きにのっとり、AIで制作した旨を伝える字幕が表示される。