(台北中央社)イタリア南部のカプリ島で行われていた先進7カ国(G7)外相会合は19日、3日間の日程を終え、閉幕した。採択された共同声明では、国際社会の安全と繁栄に欠かせない台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認することや国際機関への台湾の有意義な参加を支持することなどが明記された。外交部(外務省)は20日、G7諸国が具体的な行動で台湾を支持したとしてし「心からの感謝と歓迎」を表明した。
2021年のG7英国サミット以降、G7のメンバーは複数回にわたって共同声明で台湾海峡の平和と安定に対する重視を示してきた。同部はこれに言及。G7のメンバーが同地域の平和と安定を重視する姿勢を繰り返し示していることは台湾海峡の安全と世界の安全・繁栄が不可分の関係にあることを浮き彫りにしたと強調した。
また、アジア太平洋地域の重要な国と責任ある国際社会の一員として台湾は今後、G7のメンバーや理念の近い国々と引き続き協力を強化し、共に自由で開かれたインド太平洋地域を維持していく立場を示した。