(東京中央社)在日台湾人団体の連合組織、全日本台湾連合会は28日、頼清徳(らいせいとく)副総統が13日の総統選で当選したことを祝う催しを東京都内で開いた。和田有一朗衆院議員や原田義昭元環境相、謝長廷(しゃちょうてい)駐日代表(大使に相当)、イタリア半島中東部サンマリノのカデロ駐日大使らが招待を受けて出席した。カデロ氏は台湾の努力をたたえ、世界で成功を収め、尊敬されていると述べた。
昨年7月に発足した全日本頼清徳後援会と合同で、新年会を兼ねて開催した。頼氏は事前に収録したビデオで謝意を伝えた。
カデロ氏はロシアによるウクライナ侵攻に言及し、戦争に勝者はいないと強調。その上で、台湾の自由と独立を維持することは世界やアジアにとって極めて重要だとし、全力で台湾の自由を支持するとの姿勢を示した。
謝氏は、台湾では1996年に総統の民選が始まって以来8年ごとに政権交代が発生していたが、与党・民進党がこの「8年の呪い」を打ち破ったと言及。これは容易なことではないと語った。