(台北中央社)外交部(外務省)は10日、マイク・ジョンソン米下院議長と兪大㵢(ゆだいらい)駐米代表(大使に相当)が米東部時間9日に会談したと発表した。米議会が超党派で台湾を支持するムードが改めて示されたとしている。両者が会談するのは兪氏が昨年12月に着任して以降初めて。
同部によれば、会談前に取材に応じたジョンソン氏は、米国と台湾の人々は同じ立場にあると言及。米国は台湾防衛への協力を望んでいるとした上で、中国共産党の武力的な挑発を抑止する考えを見せた。その上で民主主義や台湾が推し進める原則を支持すると表明し、米台関係の強化を続ける姿勢を示した。
兪氏は、米議会が長年にわたり超党派で台湾を支持していることに、台湾の政府や人々を代表して謝意を表した。またジョンソン氏や議会との協力を続け、台米の盤石な友好関係のさらなる強化に期待するとした。
兪氏は、総統選(13日投開票)に与党・民進党の副総統候補として出馬するために辞任した蕭美琴(しょうびきん)前駐米代表の後任として、昨年12月中旬に着任した。