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総統選/総統選まであと6週間 各陣営とも支持拡大に躍起 大規模集会開催など/台湾

2023/12/02 18:59
2日、中部・台中での選挙イベントに参加した頼清徳副総統(手前右から3人目)
2日、中部・台中での選挙イベントに参加した頼清徳副総統(手前右から3人目)

(台北中央社)来年1月13日投開票の総統選まで残り1カ月半を切った。同日には立法委員(国会議員)選も実施される。与野党を問わず、各陣営とも支持拡大を狙い、各地で中規模や大規模集会の開催などを通じて若者や中間層の取り込みを図っている。

総統選は野党連合の破局や署名推薦での立候補を目指していた鴻海(ホンハイ)精密工業創業者の郭台銘(かくたいめい)氏の出馬取りやめで、与党・民進党の頼清徳(らいせいとく)副総統、最大野党・国民党の侯友宜(こうゆうぎ)新北市長、第3勢力・民衆党の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長による三つどもえの戦いとなった。

民進党は台湾各地に選挙本部を設置。3日には22県市中、最後となる全国・台北市選挙本部が発足する。大規模集会を20回以上行い、特に激戦区とされる北部・新北市では回数を増やし総統選の勝利と立法委員議席の最大化を目指す。

国民党は各地で大規模集会を15回以上開催する予定。すでに組織力をフル稼働させ、インターネットを経由しての「空中戦」にも力を入れているという。終盤に近づく重要な時期に入ると、票固めができるよう、同党寄りの団体などを回って支持を訴える「地上戦」を展開し攻勢に出る戦略を練っている。

民衆党も地上戦をスタートさせている。党の理念をアピールしようと、ネット番組を制作し、ネット利用者に支持を訴える。集会や各地にある宗教施設の前広場での演説も行ったりする。同党の広報担当は有権者との距離が近い街頭演説などで柯氏の支持拡大につなげればとしている。

(温貴香、劉冠廷、郭建伸/編集:荘麗玲)

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