(台東中央社)練習機としての任務を担ってきた空軍の戦闘機「F5E」と「F5F」が間もなく役目を終え、国産の高等練習機「勇鷹」に置き換えられるのを前に、国防部(国防省)は29日、東部・台東県の志航基地で、F5EやF5F、勇鷹がそれぞれ隊列を組んで飛行する様子を公開した。訓練の成果をアピールし、練習機の世代交代を伝えた。
F5EとF5Fは導入から47年間にわたり、訓練や戦備の役目を果たしてきた。来年第1四半期に退役を予定している。台湾が導入を進める自主開発の勇鷹が順調に納入されているのに伴い、11月初めに戦備の任務を解かれた。
同基地の軍関係者によれば、戦備任務を解かれたF5EとF5Fは現在、一般訓練に使われている。戦備任務は戦闘機「ミラージュ」や「経国号」(IDF)が引き継ぐという。
周辺には様子を見ようと集まった地域住民や軍事ファンの姿も見られた。