アジア太平洋地域の21の国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)が11日、米サンフランシスコで開幕した。新型コロナウイルスの流行や地政学的影響によって世界の競争の最前線に立つ台湾には期間中、各国が半導体分野における連携を積極的に働きかけることが予想される。台湾の通商交渉トップ、鄧振中(とうしんちゅう)行政院(内閣)政務委員(無任所大臣)は取材に対し、より多くの参加国と2者間会談を行うことに意欲を示し、台湾が加入を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟国を重点の一つとする方針を明らかにした。