(台北中央社)輸入卵を巡る問題で野党などから批判が相次いでいるのを受け、陳吉仲(ちんきちちゅう)農業部長(農相)が19日夜、陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)に辞任を申し入れ、受理された。辞任は21日に発効される。
台湾内での鶏卵不足を背景に、政府が今年3月から卵の輸入を実施。だが今月に入り、一部の輸入卵の消費期限が誤表記されていたことが発覚したりすることで農業部(農業省)の対応への不満が噴出した。
農家出身の陳氏は2019年1月、行政院農業委員会(現農業部)主任委員(閣僚)に就任。それを約4年半務めた後、農業部が先月1日に発足したのに伴い同部の初代部長(大臣)となった。