(台北中央社)米国のペロシ下院議長は3日午前、北部・台北市の立法院(国会)を訪問し、蔡其昌(さいきしょう)副院長(国会副議長)と会談した。ペロシ氏は台湾を世界で最も自由な社会の一つとした他、新型コロナウイルス対策を称賛。台米双方の国会間でのさらなる往来と交流に期待を寄せた。
蔡氏は、米国国会が具体的な行動で台湾に対して盤石な支持を示したことに感謝を表明。ペロシ氏については、「世界で最も人権を擁護する国会議長だ」と指摘。気候変動問題に取り組んでいることにも言及し、交流を深めたいと語った。
ペロシ氏は、台湾に対する米国の支持は超党派のものだと強調。蔡氏から「台湾の友人だ」と指摘されたことに触れ、「大きな称賛だ」と喜んだ。
また台湾は公衆衛生だけでなく、国家の安全や経済、統治体制などで突出した成果を上げているとし、関連分野での協力を図りたいと述べた上で、人権や気候変動、防疫面でも意見交換を行い、台湾に学びたいとの認識を示し、台湾が全世界から認められることを望むと語った。