(東京中央社)来月3日から5日間の日程で議員団を率いて台湾を訪問する自民党青年局の小倉将信局長が27日、東京都内で台湾メディアの取材に応じ、訪台の際に台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)加入についても話し合う可能性があると明らかにした。
一行11人は3日から7日まで台湾に滞在する予定。蔡英文(さいえいぶん)総統ら台湾の政府要人と面会する。
小倉氏は、今回の訪台の目的の一つは日台の経済・貿易関係の強化だと説明。半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が日本に工場を建設することに触れ、アジアの重要な経済圏の一つである台湾と経済協力を進めることは日本にとってはとても意味があると指摘。日台間の経済関係で何ができるのかという点はもちろん話し合う議題になると述べた。
台湾は昨年9月、TPPへの加入を申請した。日本は台湾の申請を歓迎する姿勢を示している。小倉氏は、TPP加入には高いレベルのルールを満たす必要があり、台湾がいかにしてそれを満たせるかを日本などの加盟国に対して説明することが重要だと強調した。