桃園国際空港で22日、阿里山で生産されたスペシャルティコーヒーの発表会が開かれた。空港利用客に台湾産コーヒーの魅力を発信し、阿里山コーヒーの国際的な認知度向上を狙う。
発表会は免税店「エバーリッチ」やコーヒー農園が開催。エバーリッチによれば、参加したコーヒー農園はいずれも標高1120~1520メートルでコーヒーを栽培しており、それぞれが製茶や茶栽培などで培った経験や技術を生かし、高品質なコーヒーを生み出しているという。
翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長は、阿里山の気候が独特の風味のコーヒーを生み出していると紹介。多数の賞を受賞していることにも触れ、阿里山コーヒーは国際的な競争力を十分に持っていると胸を張った。
エバーリッチの江松樺董事長は、空港の利用客に代表的なスペシャルティコーヒーを購入してもらい、台湾産コーヒーの魅力を知ってもらいたいと説明。今後も特色や物語性のあるコーヒーをより多く取り扱い、農家のために国際市場を開拓していければと語った。