離島・金門県金湖鎮の公園で16日、カワウソの形をした巨大バルーン「阿特」がお披露目された。公園内には鳥のヤツガシラなどを模したバルーンも展示されており、県は子どもたちの楽しい夏休みの思い出になればと期待を寄せた。
金門は鳥の楽園として知られ、準絶滅危惧種のユーラシアカワウソの生息地でもある。阿特はカワウソを意味する英語「otter」を中国語に音訳したもので、同県のマスコットキャラクターとなっている。
中国福建省にほど近い金門では8月末まで、金門ファミリーカーニバル(金門親子嘉年華)が開かれている。これに合わせ、同県は夏休みの親子旅行を引き続き推進し、中国からの個人旅行者を誘致しようと、高さ14メートルに達する阿特のバルーンを公開した。
阿特は公開後、金湖新市公園で2カ月にわたって展示されるという。