台湾は1期米の収穫シーズンを迎えている。南部・屏東県の文化施設、六堆客家文化園区では22日、市民200人が稲刈り体験に参加し、客家文化で最も重要とされる稲作文化への理解を深めた。
客家委員会客家文化発展センターによると、同園区ではさまざまな農業体験を実施して好評だという。体験を通じて土地を大切にする気持ちや、食糧が得難いことを学んでほしいとしている。また今回の参加者は脱穀作業も体験し、もみ殻は瓶に入れて記念にしてもらった。
園区内で収穫したコメの一部は県内の酒造工場で清酒にされる予定。また関連の商品を開発し、客家や六堆地域を知ってもらいたいと説明している。