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台北市内で大学生の卒業展 死を意識する「入棺体験」も

2025/05/03 13:05
入棺を体験する来場者=漫遊者団隊提供
入棺を体験する来場者=漫遊者団隊提供

台北市内の文化施設で3、4両日、棺桶に入り「死」を体験できるイベントが開催されている。3月の開催時に、2日で500人が集まるなど好評だったため、再開催が決まった。

台北市内にある文化大学マスコミュニケーション学科の学生による卒業展の一環。同学科の4年生5人が今年3月、人間に必ずやってくる生老病死への関心を呼び起こそうと、市内で写真展を開いた。会場には棺桶1基も置かれていることからSNS上で話題を呼び、わずか2日間の会期にも関わらず、予想を超えた500人近くの人が来場した。

実際に桶に入り、「死」を体験したという一部の来場者からは、「その日から、おのずから回りの人たちに関心を寄せるようになった」「長い間、抑えられていた感情が解放されたようだ」などというフィードバックが届いたという。

今回の「入棺体験」について、企画した5人の卒業生は、前回より洗練され、儀式っぽくなったと説明。「生きている」人に命の重みを改めて知ってもらえればと期待を寄せている。

台湾当代文化実験場(C-LAB)を会場に、4日午後7時まで。

(王宝児/編集:荘麗玲)

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