中部・台中市の廟(びょう)、大甲鎮瀾宮の媽祖巡行が来月4日に始まるのを前に、台中郵便局は27日、媽祖をデザインした記念切手シートを発売する。「感恩」(感謝)をテーマに、開くと廟の社殿や媽祖が飛び出す立体型に仕上げられた。
同宮の媽祖巡行は台湾で広く信仰される航海の女神、媽祖の像を載せたみこしと共に、廟関係者や信者らが台中市、彰化県、雲林県、嘉義県の4県市を回る伝統行事。往復約340キロを9日かけて徒歩で巡る。
同郵便局は、みこしの出発日と帰着日には廟の近くで臨時郵便局を開設し、特製の封筒を数量限定で配布すると発表。また大甲郵便局(台中市)、大甲廟口郵便局(同)、新港郵便局(嘉義県)では、切手シートに記念スタンプを押すとしている。