北部・新北市でメトロ(MRT)建設を担う新北市政府捷運工程局は14日、環状線板橋駅で出入り口を新設すると発表した。完成は2027年の予定。台北メトロ板南線との乗り換え時間が現行の約12分から約5分に短縮され、利便性が向上する見込み。
板橋駅には環状線の他、板南線と台湾鉄路(台鉄)、台湾高速鉄道(高鉄)がそれぞれ乗り入れているが、環状線のホームが地上3階にある一方で、他線のホームはいずれも地下にある。地下―地上間の乗り換えには遠回りが必要で、不便だとの声が上がっていた。
新設する環状線の出入り口は、台鉄と高鉄の板橋駅東一門とつながる。エレベーターとエスカレーターも設置し、バリアフリー対応となる見込み。同工程局は、完成後は1日当たり約3万人の利便性が向上するとしている。