税金を払えずに強制執行を命じられた中部・雲林県の男性が保有していた王貞治氏のサイン色紙などが、競売にかけられることになった。法務部(法務省)行政執行署嘉義分署が2日までに発表した。
男性は約21万台湾元(約100万円)の地価税を滞納。支払い能力がないため同分署から強制執行が命じられ、男性は長年大切に保管してきたサインや野球選手のカードなどを競売に出すことを決めた。昨年11月にも競売に出されたものの、落札者が現れなかった。今月7日に行われる2度目の競売では、最低売却価格を下げるという。
競売に出されるのは、王貞治氏が1992年に台湾で講演した際の直筆サイン色紙とポスター、同年のバルセロナ五輪で銀メダルを獲得した野球台湾代表全選手の野球カードなど。