南部・台南市の野球の歴史をひもとく特別展「応援!台湾野球魂」が30日、市内のアジア太平洋国際野球訓練センター(亜太国際棒球訓練中心)で始まった。開会式には地元のプロ球団、統一ライオンズの監督や選手が出席し、イベントを盛り上げた。
プレミア12台湾代表で投手コーチを務めた統一の林岳平監督は、「プレミア12初優勝の栄光を市民と分かち合えるのが素晴らしいこと」だとするとともに、野球を取り巻く環境の改善などによって競争力が高まることに期待を示した。
「初心から」「台南の野球名人」「私たちの応援の思い出」「台南の栄光の時」「球場の秘密」の五大テーマに分けて展示。少年野球チーム「巨人」のリトルリーグ・ワールドシリーズ制覇や統一の3連覇達成などを振り返るほか、日本統治時代に夏の甲子園で準優勝した嘉義農林学校の主砲、蘇正生氏や西武で先発の一角を担った郭泰源氏、荘勝雄氏(元ロッテ)、王建民氏(元ヤンキース)ら地元出身の名選手も紹介する。
12月29日まで。