主に一般消費者に対し食品などを販売する小売市場でのビニール袋使用量を減らす環境部(環境省)主導の取り組みが、1日に始まった。全国47カ所の市場が対象で、買い物客に対しエコバッグの持参などを求め、1年間で約6500万枚のビニール袋削減を目指す。
台湾では政府が2001年からビニール袋の削減を推進。スーパーマーケットや百貨店、コンビニ、ドラッグストア、パン屋など14の業態で、ビニール袋を無料で顧客に提供することが禁じられている。小売市場は対象外。同部によれば国内におけるビニール袋の使用の約50~60%が小売市場でのものだという。
取り組みは消費者がビニール袋を自発的に削減するよう促すもの。市場内各店舗の店員に対し、ビニール袋が必要かどうかを顧客に尋ねるよう求める。また消費者に対しては、エコバッグの持参の他、青果類を1枚のビニール袋にまとめて入れることや、店舗ごとに袋をもらわないことなどを呼びかける。
同部が2日、台北市内の南門市場で関連の記者会見を開いた。同部資源循環署の頼瑩瑩署長はエコバックを持参し、市場内の惣菜店で実際に買い物をしてPRした。