中部・雲林県麥寮郷の興華小学校に通う児童19人が6日、南投県の合歓山東峰(標高3421メートル)に登頂を果たした。児童の一人は登山を通じて簡単に諦めてはいけないことを学んだと語った。
中央社の電話取材に応じた王瓊慈校長によれば、合歓山での登山は6年前に始まり、主に6年生の児童を対象とした同校の恒例行事になっている。児童らは体育教師の指導の下、登頂に向けて昨年からトレーニングを積んできた。
児童らは前日に学校を出発し、この日は午前9時に登山口に到着。1時間半かけて山頂に到達した。王さんは、山の上は空気が薄いため児童の体力や忍耐力、意志が試されると説明。最後の50メートルは多くの子どもたちが諦めたいと嘆いていたものの、仲間や教師の励ましを受け、山頂に立って台湾の山の美しさを眺められたと語った。児童らは山頂で踊ったり、校歌を歌ったりしたという。