東部・台東県の成功沖で1日、ホエールウオッチングのために出港した観光船がイルカの群れに遭遇した。「今年初めての出航でイルカが海面をジャンプする姿を目にすることができて、いい兆しだ」と観光船業者は喜びを語った。
この観光船業者によれば、毎年5月から10月にかけてはホエールウオッチングが楽しめる季節となり、特に7~8月は最も人気の高いシーズンだという。
この日はメーデーに当たり、台湾では労働者のみ祝日となっている。同県成功鎮新港漁港内の観光船「晋領号」が10人余りの乗客を乗せて港を出発。約1時間後、成功沖のやや北寄りの海域でまだら模様が特徴のマダライルカ、約300頭に出会えた。
船上で解説員を務める蔡安泰さんは、マダライルカは船の下を潜ったりするため、近距離でその特徴を観察することができ、乗客たちにとって珍しい経験だと説明するとともに、今年の初出航で美しいイルカに出会えた幸運を喜んだ。