中部・台中市の旧台中駅前広場で14日、イスラム教の断食月「ラマダン」明けの祝祭「イード」に合わせたイベント「2024中台湾ムスリムフェスティバル」が開かれた。イスラム教の戒律に従ったハラル食の屋台販売の他、インドネシアやベトナムの伝統的なダンスの披露などが行われた。
交通部(交通省)観光署参山国家風景区管理処が、中部の4県市(台中市、彰化県、南投県、苗栗県)の協力の下で実施。同処は文化交流を促進するとともにムスリム(イスラム教徒)にやさしい旅行環境の普及に力を入れたいとしている。
台湾は昨年、ムスリム旅行者目線で各国を評価する米マスターカード発表の「世界ムスリム旅行指数(GMTI)」で、非イスラム圏の3位に選ばれた。同処によれば台湾には留学生や配偶者、移民労働者など約30万人のムスリムが暮らしている。