東部・台東県で野菜農家を営んでいた張正雄さん(61)が、約3年前から食用アフリカマイマイを養殖している。すでにソーセージや缶詰食品などに加工され、香港・マカオ市場への進出に成功した。
張さんは非政府組織(NGO)ワールド・ビジョン・タイワン(台湾世界展望会)の支援を受け、0.15ヘクタールの土地で約8~15万匹を養殖。品質管理されたアフリカマイマイは、肉質や食感が他のものと違うと胸を張る。
ワールド・ビジョン・タイワンの関係者は、台東の汚染されていない自然環境はアフリカマイマイの養殖に適していると説明。コストがかからず、品質管理も容易にできるとメリットを強調する。
別の関係者によると、現在はベトナムや日本での販売に向けて話し合っている最中だという。張さんは、台東ならではの産業になればと期待を寄せている。