6月に台北市内で開幕する「第25回台北映画祭」(台北電影節)の運営者は27日、今年のメインビジュアルを公開した。「脱皮して羽を広げる」をデザインのメインコンセプトとし、映画祭が25年前の創設以来、台湾の映画人の成長と脱皮に寄り添い続けていることを表現したという。
柔らかなすみれ色と半透明の雰囲気を用いることで、映画の制作過程における未知や不確定性を表した。重なり合う翼を広げるイメージ上に、数字の「25」を浮かび上がらせている。
デザインはドイツのレッド・ドット・デザイン賞などの受賞経験があるホワイトライトモーション(白輻射影像)が手掛けた。
同映画祭は6月22日から7月8日まで、台北市中山堂や信義威秀影城、光点華山電影館で開かれる。国際新監督コンペティションや台北映画賞のノミネーションは5月中旬に発表される。
(編集:名切千絵)