春節(旧正月)の22日を前に、レストランなどの飲食店がおせち料理の販売に力を入れている。単身世帯の増加に備え、一人用おせちを発売する店もあり、1人暮らしでも豪華なおせち料理が楽しめる。
行政院(内閣)主計総処が2021年5月に発表したデータによれば、2020年末時点で台湾における20歳以上の男性の未婚率は33.7%で、10年前より1.3ポイント増加した。女性は同1.1ポイント増の27%だった。
菜食料理を手掛ける「寛心園」の黄瓊玉董事長(会長)は、仕事の関係で実家に戻って旧正月を過ごせない客が多くいると指摘。1人でも気軽に旧正月気分を味わってもらおう、今年は特別に1人前のおせちを提供するとした。
黄さんによれば、春節期間中、魚や肉料理の他に親のためにベジタリアン用おせちを注文する若者も少なくないという。