南部・高雄市の主要橋梁の一つ、甲仙大橋に高さ16メートルに及ぶ巨大な紫色のモンスターが出現した。陳其邁市長は27日、フェイスブックを更新。「年に一度のタロイモとタケノコのPRイベントが今年もやってきた」とつづり、来訪を呼び掛けた。
台湾では、タロイモは「芋頭」といい、薄い紫色をしている。このことから巨大モンスターは体が同じ色に施され、「タロイモをどうぞ」という意味の台湾語の名前「芋頭吼哩」がつけられている。イベントをPRするために設置されたもので、計4種類あり、形がそれぞれ異なるという。
甲仙は同市北東部の山の方に位置する。豊かな自然に囲まれた地域で、タロイモやタケノコの産地としても知られる。より多くの人たちにこれらの農産物を知ってもらおうと、地元では毎年「甲仙芋筍節」が行われ、今年は28日に開かれる。
イベントは同日午前10時から午後5時まで続く。DIYが学べる体験レッスンやグルメ、展示コーナーなどが用意され、地元の文化に触れることができるとされる。大型インスタレーションは来月4日まで展示される。