南部・屏東県にある屏東科技大は国際オランウータンデーだった19日、同校の動物保護施設に収容されているオランウータンのために、学生たちが果物から作った特製デザート「水果圓」を振る舞った。
パパイヤやパイナップル、ドラゴンフルーツ、スイカなどを生のままミキサーにかけて、それぞれのジュースにタピオカ粉を加えて混ぜ、混ぜたものを手で丸めて茹でる。冷めてから蜂蜜をかければ、甘くて暑気払いにぴったりの水果圓が出来上がり。
学校側によれば、豪快に頬張る子もいれば容器の中身を出して確認してから一つ一つ口に入れる慎重派の子もいる。さらに人間がタピオカミルクティーを飲んでいるように道具を使いこなす子もいるとのことで、同校はさすが頭の良い霊長類で「食の達人だ」と称賛している。
水果圓の特製デザートは屏東科技大のインターン生の発想によるもの。同大は制作から餌を与えるまでのプロセスは貴重な経験になるだろうとした。