中国軍は4日、台湾周辺で軍事演習を実施した。現在のところ、南部・高雄や東部・花蓮の港では、普段通りの光景が広がり、漁業や海洋観光に大きな影響は出ていない。
花蓮区漁会(漁協)の林俊吉総幹事によると、夏は水温が高く、漁獲量が多くないため、多くの漁船が休漁期に入っているという。この日も一部の漁船が出港したとしながらも、操業海域は演習区域から距離があり、影響は大きくなく、クジラ観賞船も通常通り運航されたと話した。
高雄の梓官区漁会の劉連登主任秘書も、台風の影響で波が高く、今が旬の魚の種類も少ないのに加え、燃料価格の上昇で多くの漁船が休漁しているとし、影響は大きくないと語った。
一方、花蓮空港の林国勇主任は空の便について、この日の出発便は定刻通り離陸したと説明した。